古来、町内には伝明(でんみょう)寺(現在の平野町1445番地の位置)と白玉稲荷社がありましたが、現在では、白玉稲荷社は唐津神社の呉服町稲荷社に合祀されています。
平野町が曳山に「上杉謙信の兜」を選んだ理由としては、木綿町が「武田信玄の兜」を選んだことに関連していると考えられますか、詳細は伝えられていません。
町内では、松屋文具店西側の1601番地の場所で曳山の台が製作されたことだけが、かろうじて伝えられているにすぎません。平野町曳山「上杉謙信の兜」の台車は、金具を使用せずに隠し木栓を使用して造ったという、町内の自慢の作であったそうです。
小豆色の獅子頭か印象に残る兜の曳山です。

著:戸川 鐵
(一部抜粋 「唐津神社の神祭と曳山に関する抄録」より) 唐津曳山を研究するための資料
※写真撮影:鶴丸 誠 2012年11月3日